ご存知のように社会保障費が高騰しており、これ以上社会保障費を大きく増やすことは困難でしょう。これからはどのような介護をしたか(プロセス)ではなく、介護をしたことでどうなったか(アウトカム)で評価するという視点が大変重要です。遅かれ早かれ、自立支援介護を行っていない事業所に対するディスインセンティブが打ち出されるでしょう。
一般の方からよくこのような疑問を投げかけられます。高齢者を普段みられている介護従事者の方々は改善する高齢者がいることは実感としていると思います。何をもって改善と定義するのかを明確にしていれば、弊社のデイサービスは改善していると自信をもって言えるわけです。
高齢者が改善する理由を少しだけ説明させていただきます。2014年に日本老年医学会が定義した「フレイル」がこれを説明するのに非常にわかりやすいです。私たちは加齢に伴い、少しずつ身体が変化しています。例えば二日酔いになりやすくなったとか階段を上ると息切れするといった症状もその一つかもしれません。これらは総じて身体予備能の低下といえます。高齢者はこの身体予備能が非常に低下しています。そのため、少し風邪をひいて寝込むと歩行が不安定になってしまったり、回復に時間がかかってしまうというわけです。このフレイルには様々な要因が原因として考えられますが、もっともアプローチしやすい項目が運動と栄養です。近年ではリハビリテーションと栄養療法を連携を取りながら行うことで相乗効果を出したという研究も出てきています。
これらが高齢者が改善する根拠のうちの一つです。
要介護度維持・改善には利用者様のやる気はもちろんのこと、スタッフのモチベーションも非常に重要です。弊社では介護に従事されている方に向けたリハビリテーション研修を行い、リハビリテーションの考え方の重要性を共有したのちにシステム構築いたします。この“リハマインド“が財産です。メニューは変わりますが、”リハマインド”の重要性は今後変わることはありません。
国立大学法人 九州大学大学院卒(公衆衛生学修士)。 回復期リハビリテーション病棟、デイケア等を経て入社。 リハビリテーションと栄養やロボティクスなどとのコラボレーションにより、介護現場で実行可能かつ成果の出るリハビリテーションのサービス・システム開発・導入・定着の支援を実施している。その他、研修等多数実施している。理学療法士。
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