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サ高住併設デイの経営戦略 ―入居者以外の利用者獲得成功事例― その①
2016.08.29
==ポイント==================
・サ高住は過去2年で41.8%も急増
・併設事業で多いのはデイやデイケア
・サ高住併設のデイの多くが、稼働率アップが課題
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近年、介護施設は急増しています。
一般社団法人すまいづくりまちづくりセンター連合会の調査(http://www.satsuki-jutaku.jp/)によると、サ高住は平成27年12月に5,885棟19万1,871戸でした。
平成25年12月時点で4,205棟13万5352戸だったので、この2年間で約41.8%も増加。
高齢者人口の伸び率と比較しても非常に早いスピードです。
「高齢者向け住まいが果たしている機能・役割等に関する実態調査(平成26年 株式会社野村総合研究所)」によると、サ高住の併設事業として最も多いのは通所介護・通所リハで41.5%、次いで訪問介護が40.0%、居宅介護支援が31.7%となっています。
同調査の住宅型有料老人ホームを加えたデータでもほぼ同様の結果が出ているので、デイやデイケアを併設している事業所はとても多いことがわかります。
しかしながら、必ずしもサ高住に併設しているすべてのデイの稼働率が高いわけではありません。
多くの施設が稼働率アップという課題を抱えているのが実情です。
これから数回にわたり、併設デイの稼働率が高いサ高住の事例も踏まえながら、「入居者以外の利用者獲得(外部利用者)」のための経営戦略をお伝えしていきます。
サ高住併設デイの稼働率が低いケースでは、次のような3つの問題があると考えられます。
≪併設デイの稼働率アップを阻む問題点≫
① 対象者の混在
② サービスの絞り込み・創り込み不足
③ 外部利用者の集客に難航
次回は、これら3つの問題点を詳しく見ていきます。
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株式会社 スターパートナーズ
代表取締役 齋藤 直路
介護経営フォーラムin仙台&in博多 主催
◆プロフィール:
東京都出身。日本社会事業大学大学院卒。宮崎にて幼少期を過ごす。
大手コンサルティング会社を経て、同社設立。
介護施設のマーケティングでは、数々の成功を演出し第一人者との呼び声も高い。
人事制度、採用、研修等、経営全般を支援。
同時に、講演(年50回以上)、介護経営勉強会を主催する。
厚労省等の介護事業の海外進出に関する調査研究事業パネリスト。
◆著書①:2015年9月発売『あの介護施設はなぜ、地域一番になったのか!!』(PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569826121
◆著書②:『あの介護施設には、なぜ人が集まるのか』
~サービスを感動に変える18の物語~(PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569812155
【講演多数】経営・マーケティング・人事制度・採用のことならお任せください。
※介護マーケティング/高齢者住宅開設・集客/人事制度/研修/海外進出※